地球一周 meet the meat

中国お肉たべある記 レシピへもどる


北京と言えば「天安門」広場。
毛沢東氏に迎えられ、北京ロケのはじまりです。


北京オリンピックに向けて日々発展を続ける北京市内。高層ビルの建設ラッシュが続き街全体にエネルギーが感じられます。かつての自転車に代わって道路を埋め尽くすのは、おびただしい数の自動車の波。


そんな近代的な町に変貌を遂げる北京でも昔ながらの生活を感じる瞬間もあります。ビジネス街に店を出す屋台。売っているのは、小麦を練った厚めの生地に、目玉焼き・ハムをはさんだファーストフード。取締りが厳しくなった北京では、違法の屋台ですが、街行く人には大好評。忙しい出勤前のビジネスマンが、買ったその場でほおばっている光景も見られます。


中国と言えば食の国。実に様々なモノを食し、いわゆるゲテモノとよばれるものも数知れず…。コラーゲンたっぷりのガチョウの脚は、見た目はともかく、味は絶品。


串に刺されて売られているのは、サソリにタツノオトシゴ。怖いもの見たさか若い人に大人気。こちらはどちらかというと観光客向け(?)。ちなみに、どちらも味はほとんど同じで、魚の骨をカリカリに揚げた食感で、塩・コショウ・唐辛子で味付けされ、夜のおつまみと言った感じです。


北京市内ではその地位を自動車に奪われてしまった自転車。下町でやっと見つけた自転車はなんと電動自転車でした。


家庭料理を求めてやってきたのは、胡同(フートン)と呼ばれる北京の下町。高層ビルが立ち並ぶ北京の中心部に程近い場所ですが、一歩路地裏に入れば道端で将棋をさす人や、小鳥の世話をする人などなど、静かな時間が流れています。そんな胡同(フートン)も、街の発展と整備のために急激に取り壊しが進んでいるようです。


四合院と呼ばれる中国の伝統的家屋にお住まいの劉さん一家。中心に中庭を配する四合院は、風水によって大まかな建物や門の配置が決められているそう。こちらでは、中庭に面して3家族が住んでいます。


羊のしゃぶしゃぶは簡単な家庭料理。好きな具材を葱としょうがでダシを取ったお湯にくぐらせて食べます。 他の家との差別化は、付けダレにあります。この家では腐乳・ゴマ味噌・ニラの花の塩漬け・エビ油を混ぜてタレを作ります。 お父さんが好きなので、ニラの花の塩漬け多めに入れるそうです。ごく一般的な鍋料理で冬に食べることが多いのですが、もちろん夏でも人が集まる席などではよく食されます。