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世界最古の摩天楼都市、サナア。日干し煉瓦と漆喰でできた家々…。中には築600年以上の家もあります。
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左:断食中、日中は市場も閉まり、ほとんど人影を見かけません。皆、日没に備えて家の中にいます。
右:日没前から賑わう市場。断食中はいつもより賑わいを見せます。新しい服を買ったり、断食明けの食事の買い物をする人で夜遅くまで賑わいを見せます。ちなみに、日中は外に誰も出ていませんが、夜は3時過ぎまで外で子供たちが遊んでいます。
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サナアの子供たち。まだまだ観光客が少ないイエメンでは、子供たちにとって外国人は珍しい存在?
目が合うと写真を撮れとせがまれます。
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女性は黒いベールを被っています。
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ラクダのごま油ひき。まさにアラビアンナイトの世界です。
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実はイエメンはコーヒーの産地。モカコーヒーはイエメンのモカ港から積み出されたのでその名前がついたほど。
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イスラム教徒にとってなくてはならない食べ物「ナツメヤシ(デーツ)」。もの凄く甘く、ハイカロリー。空腹の胃を慣らすために、断食明けの一番初めに口にするのが、このデーツです。イエメンではラクダのミルクと一緒に食されることが多い。ちなみに、サウジアラビアのスカル産が最も上質とされていますが、スカルは英語で砂糖を意味するシュガーの語源とも言われているとか。
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市場で乳香(香料の原料)を売るおじいさん。その昔、イエメンが幸福のアラビアと呼ばれていたころ、インドと地中海を結ぶ海のシルクロードの要所として栄えたイエメン。乳香は貿易の中心を担っていました。
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市場のスパイス屋。各国からスパイスが集まってきます。
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ジャンビーア。イエメン男性の力の象徴。家紋のような役割も果たし、出身地などによりデザインが異なります。
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中東地域でよく目にする、羊の肉を使ったケバブ。ここイエメンでは、細かくちぎったケバブをホブスと呼ばれる薄いパンと一緒に、サルサソース、チリパウダー、コショウ、そして塩を付けて食べるのが一般的。
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調理中もずっとベールを被ったままのお母さん。
右:サルタを煮込む素焼きの壷。
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サルタ(石鍋に移して食べます)
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イエメンでは、男性と女性は食事を別々の場所でとります。ここは男性専用の部屋。断食中は一緒に食べる相手は誰でも良いというわけではなく、家族・親戚や特に仲のよい知人達と食事を共にするのが普通です。
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断食明けの食事が一日の中でいちばん重い食事。断食中は明け方にかけては、軽い食事を食べるだけ。例えば、紅茶を飲みながらパンやケーキを食べたり、水パイプをやりながら夜通し話をしたりします。写真の場所は、最上階に位置するマフラージュと呼ばれる応接室。